痛みのメカニズム

当院では骨格や骨を矯正すると言うよりも、筋肉を整えることで凝りや痛みなどの様々な症状を改善していきます。
骨や骨格がそれ自身で歪むことはありません。それらを支えている筋肉のアンバランスにより結果的に物理的な張力バランスが崩れることで歪みます。

また、骨や骨格が歪んでいるから痛いのではありません。
なぜなら、身体は歪みを検出して痛みを感じるようにはなっていないからです。ですから骨盤や脊柱の歪みが腰痛の原因だと言う表現は科学的・医学的にみても間違いです。
また、身体の神経というものは痛みを伝える電線の役目をするものであり、痛みを感知する部分ではありません。
痛みは神経末端にある未分化なポリモーダル受容器という器官（電気的にはセンサーに相当）によって検知します。　これは筋肉や皮膚などの軟部組織に存在します。
この受容器に発痛物質が作用することで化学的な起電力が発生し、神経に神経電流が流れ脳に伝わることで痛みとして認識します。

ですから、ヘルニアが神経根を圧迫するから痛いと言うのもおかしな話しです。しかし圧迫がひどく、神経電流の流れが阻害されると【麻痺】という症状が出ることはあり得ます。（しかし麻痺と痺れは別物ですのでお間違いの無いように）
排尿・排便障害などが起こる馬尾症候群などはこれに相当し、この場合は早急に手術が必要な場合が多いそうですので必ず専門の大きな病院で診てもらってください。

あまり難しい話しを書くと読みたくなくなるでしょうから、このあとはアニメで痛みのメカニズムについてご覧ください。
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